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MRからの情報提供、メール受信している医師は半数以下

更新日:2018年12月4日

MRからの情報提供、メールでの受信は半数以下
医師はMRの「人間性」と「アポイント力」を重視
全国1万6700人に調査

当社は、全国の医師1万6717人を対象に「MR(※)からの定期的なメールによる情報提供の実態」について調査しました。

※ MR:製薬企業の医薬情報担当者。自社の医薬品の適正使用のために医師らを訪問し、医薬品に関する情報の提供、収集、伝達などを行う

調査結果のポイント

  • ・積極的にメールを活用している製薬企業ほど、MRの総合評価が高い
  • ・メールで情報提供を受けている医師は半数以下で、1人あたり平均1.5社と少ない
  • ・「訪問およびメール」で情報提供を受けている医師が重視するのは、MRの「人間性」と「アポイント力」

調査結果

1.MRの総合評価の高い企業ほど積極的にメールを活用

図表画像
医師がどの製薬企業からメールで定期的に情報提供を受けているのかを確認したところ、最も認知度が高かったのは第一三共でした。上位7位までの製薬企業は、MR評価における総合ランキングにおいても上位7社にランクインしており、メールが医師との重要なコミュニケーションツールの一つとして活用されていることが推察されます。


2.半数以上の医師が、過去1年間にMRからメールによる情報提供を受けていない

図表画像
MRの訪問がある製薬企業の数については、75.9%の医師が5社以上と回答、平均13.5社でした。一方で、メールでも情報提供を受けている医師は半数以下で、平均でも1.5社にとどまっており、予想以上にメールを活用している製薬会社が少ないことがわかりました。


3.「訪問とメール」で情報提供を受けている医師が重視する、MRの「人間性」と「アポイント力」

図表画像
医師がMRを評価する際に重視している項目について、メールによる情報提供の有無別に確認しました。その結果、「訪問およびメール」で情報提供を受けている医師が最も多く挙げたのは「人間性」で、「訪問のみ」よりも4.4ポイント上回っていました。特にメールは、顔の見えないテキストコミュニケーションであることを十分に意識した上で活用することが重要であると思われます。
また、「訪問のみ」と「訪問およびメール」で情報提供を受けている医師でギャップが最も大きかったのは「アポイント力」でした。単にメールで情報提供するだけでなく、それをきっかけとして面談につなげ、さらに症例ベースのディスカッションを行うなどといった双方向のコミュニケーションが求められているとも言えます。


[考察] 製薬企業・医師双方の課題解決のために、最適なアプローチを

今、製薬業界は再編の時期を迎えている。厳しい訪問規制や薬価改定を端緒としたMRの生産性向上への対策に加え、働き方改革の推進も求められている。
もちろん医師側の働き方改革も見過ごすことはできない。専門医制度の見直しや高齢化に伴う需要の変化などへの対応が求められており、中でも労働環境の整備や負担の軽減が喫緊の課題である。
メールによるアプローチは、製薬企業・医師双方の課題解決のために非常に有用である。しかしながら、今後メールを使用する製薬企業が増えれば、旧来型のSOVモデルの営業活動のようになりかねない一面もあり、本来の目的から逸脱してしまう恐れがある。
そのようなことを避けるために、製薬企業は医師にとって最適な手段を選んでスマートに情報提供することが重要であると考えられる。

分析担当: ファーマ・ソリューション事業部 室伏 俊昭


調査概要

調査方法 Webアンケート調査「MR評価(Rep-i)」
※ メールによる情報提供については、Rep-i本調査に追加で実施
調査地域 全国
調査対象 医師(27診療科)
有効回答数 16,717サンプル
  病院勤務医(20床以上) 12,892サンプル
  開業医(19床以下)     3,825サンプル
調査実施期間 2018年8月
  ※年2回実施(2月、8月)
  ※2011年より継続調査
調査主体 株式会社アンテリオ ファーマ・ソリューション事業部
調査内容 MRの総合評価、項目別評価、要改善項目等を確認

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